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back number #15
☆☆☆☆☆ 麻疹について ☆☆☆☆☆(小児科通信)
麻疹は発熱、上気道のカタール症状(風邪症状)で始まり、コプリック斑といわれる口内診と発疹を伴う感染力の強い病気である。以前は「命定めの病気」ともいわれ、重症な経過と共に脳炎、肺炎を合併して死亡することも稀ではなかった病気である。三十年程前に開業した頃は麻疹の予防接種の普及も充分でなく、麻疹は毎年流行を繰り返す病気であった。当時は麻疹の内向を防ぐために暖かくして家庭で安静に寝ていることが重要だとされており、往診で治療することが主流であった。
生ワクチンが普及し、特に定期予防接種に組み込まれてからは麻疹にかかる人は極端に少なくなり、麻疹をみる機会も少なくなった。しかし、麻疹の予防接種をしなかった成人の麻疹が時々みられ、あまり麻疹を見たことがない医師が増えたこともあり、診断に手間取ることも時々あるようである。
麻疹は予防接種がきわめて有効である。予防接種絵を徹底することにより麻疹を撲滅しようという運動も行われている。一歳を過ぎたら麻疹の予防接種を受けましょう。
そして地球上から麻疹を無くしましょう。
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