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☆☆☆☆☆ 寝汗 ☆☆☆☆☆(漢方通信)

  寝汗は病名ではなく症候名である。西洋医学的にはあまり重要視される症候ではないが、漢方的には漢方薬を決める上で重要な症状と考えられている。

  寝汗は盗汗とも言われるが、漢方では虚証の症状の一つと考えられおり、目覚めているときの汗の出やすい状態を含めて、表虚証と呼んでいる。

  東洋医学的には、体表部には体を守る衛気というものがあって、身体を邪気(病気の原因になるもの)から守っていると考えられているが、その衛気の働きが低下した状態を表虚証という。従って、汗の出やすい人は、身体を守る力が低下した状態と考える事が出来る。

  治療法としては、黄蓍を含んだ方剤がよく用いられるが、代表的な漢方薬としては、桂枝加黄蓍湯、黄蓍建中湯、防巳黄蓍湯等がある。これらの薬方を証に従って使い分けていくのが漢方治療である。


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