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☆☆☆☆☆ 感染性胃腸炎 ☆☆☆☆☆(小児科通信)

最近全国的に流行しており、当地区でも保育園などで小流行を繰り返している。

《定義》 :細菌あるいはウイルスなどの感染性病原体による嘔吐、下痢を主症状とし、その結果種々の程度の脱水、電解質喪失症状、全身症状が加わる病気である。1歳以下の乳児では症状の進行が早い。
《臨床的特徴》 :乳幼児に好発し、主症状は嘔吐と下痢であるが、嘔吐または下痢のみの場合、嘔吐の後に下痢が見られる場合など様々で、症状の程度にも個人差が見られる。37−38℃の発熱が見られることもある。
腹痛もしばしば見られる。脱水症状が見られることがあるので、注意が必要である。
原因はウイルス感染(ロタウイルス、小型球形ウイルス(SRSV)など)が多く、毎年秋から冬にかけて流行する。
《治療法》 :感染ウイルスに対する有効な薬はなく、対症療法が主である。特に嘔吐に対する治療が大切で、嘔吐が治まれば治療の大半が終わったことになる。嘔吐を止めるためには、
(1)まず2時間ほどの完全絶食をする。
(2)その後、当院では漢方薬の五苓散を湯冷ましに溶いて少しずつ飲ませる。
(3)20分ほどたって嘔吐がなければ、湯冷ましを少量飲ませ、次第に量を多くする。
(4)その後の食事は流動物から与える。
このようにすれば殆どの患者さんは嘔吐が治まり、治癒に向かっていくことが多い。最初の絶食がポイントと思われる。


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