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☆☆☆☆☆ マイコプラズマ肺炎 ☆☆☆☆☆(小児科通信)
昔この病気は、オリンピックの年に流行するといわれていたが、その他の年でも冬によく見られる病気である。マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマという病原体によって起こされる肺炎である。
マイコプラズマは、ウイルスと一般細菌との中間的な性格を持つ病原体と考える事ができる。ウイルスは細胞の中でしか増殖できないが、マイコプラズマは細胞の中にDNA,RNA、リポゾームを有し、細菌と同じく培地上に発育できるが、一般細菌と異なり、細胞壁を有さず、限界膜という三層の薄い膜で覆われており、細胞壁に障害を与えて抗菌作用を示すペニシリン系薬剤やセファロスポリン系薬剤は効かない。現在主力として使われている抗生剤がペニシリン系、セファロスポリン系薬剤であるためにマイコプラズマ感染と気づかずに重症化してしまうことがある。マイコプラズマにはテトラサイクリン系やエリスロマイシン系薬剤が有効であるので、早く気づけば重症化を防ぐことが出来る。
マイコプラズマ感染症は肺炎が有名であるが、上気道炎、気管支炎、胸膜炎などの病気を引き起こす事もある。咳が長引き、特に家族中咳が止まらないときはマイコプラズマ感染症の疑いもあるので注意が必要である。
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