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☆☆☆☆☆ しもやけ ☆☆☆☆☆(漢方通信)

 凍瘡といわれ、冬季にありふれた皮膚疾患である。私達の子供時代に比べると衣食住の改善のためか大分少なくなっているように感じられるが、時々冬場にひどい症状になって訪れる患者さんがいる。女性の患者さんが多いという印象がある。
 症状としては、耳介・足脂に発赤・腫脹を主とする紅斑型と頬骨部や指背に皮膚硬直を主とする硬結型などがある。
 病理組織所見は真皮上層の小血管やリンパ腔の拡張から、症状が進むと血管壁が肥厚し、血管周囲に小円形細胞の浸潤が見られるようになる。
 この凍瘡は家族内発生が多く、手足の冷えが根底に存在すると考えられている。毛細血管走行の形態異常の割合が高く、血液量や血液速度は共に減少している。要するに血液の流れが悪くなっている状態である。
 現代の医療でも治療が行われるが、この疾患には漢方治療の方が優れているように思われる。
 代表とされる漢方方剤は、当帰四逆加呉茱萸生姜湯であり、毎年11月頃になると冬の悪化に備えて薬を取りに来る人がいる。薬を飲んでいると手足が温まってくるという人が多い。貧血や冷え症があって、下腹部痛を伴う人が多いといわれる。
この他の方剤としては、四物湯、当帰芍薬散、真武湯、温経湯などがあるが、その人の証を見て使われることが多い。


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